2023年6月21日

オンリー当日が過ぎ、同人業をほぼ廃業することができた。既刊はほぼ全てメロンブックスに投げたので、自宅で既刊を保管していた巨大な段ボールを潰すと、少しだけ爽快感があった。今まで楽しいと思えずにやっていたことを辞めたんだから、正直もっとすっきりした毎日を送ることができるかと思ったが、意外とそうでもない。

 
私の場合「創作活動が楽しくない」のではなくて、「何をするのも楽しくない」のかもしれない、と、最近疑い始めている。家に帰って晩ご飯を食べて風呂に入り、さあ自由な時間だぞと思っても、何もやりたいことが思い浮かばない。暇があるなら身体を動かせばいいのに、それすらも面倒でただ布団の上で転がることしかできない。
 
楽しいと言える瞬間はストリップ劇場に行っているときくらいしかなく、あとのほとんどは虚無を抱いて過ごしている。眠りは浅いけど眠れないわけではないし、暴飲暴食をしてしまうけど食べられないわけではないし、仕事はしんどいけど仕事に行けないわけじゃないから、まだ舞えるとは思う。何がしたいんだろうな自分は。何もしたくないわけじゃないとは思うんだけど。